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執筆者の写真加藤掌心

エンジン

更新日:6月5日

ところで、私は大変な大メシ食らいです。 先程も、明日の朝も食べようと企んで作ったカレー四人前を、 すべて平らげてしまいました。 炊飯器にはもう、ご飯もありません。 友人には、加藤さんの燃費の悪さはアメ車並だよね。 と、よく笑われます。 お腹いっぱいになった二時間後には、 もうお弁当一つ食べられるくらいのゆとりが、 私のお腹にはできてしまっているからです。 さらに悪いことに、私は肥らない体質なので、 ご飯おごるよ。と、誘ってはくれません。 実にならないし、かなりかかるとわかっているからなのでしょう。 子供の頃から、ケツに火がついてもジッしていることから、 まあ、エンジンのかからない子だね〜! と夏休み、冬休みの終わりには毎回母に叱責されたものです。 まあ、ポンコツということです。 ポンコツは、自動車から出た言葉で、「ぽん、こつん。」と、 その昔自動車を壊していたからだと言われている、 出来てまだ日の浅い新しい言葉です。 ただ、この自動車屋さんでも壊せないのが、私のエンジンなのです。 全くかからないのではなく、 かけるタイミングを伺うのが身についてしまっていて、 周りをハラハラさせてしまうのだと恐縮はしていますが、 あまり、なおそうともしてきていません。 なぜなら、それが自分にとって一番よい作品を作るためのタイミングだし、 少しずつ小出しに制作してゆくのは私の性に合っておらず、 気を失うまで夢中で蓄積されてきたなにかを吐き出した方が、 最終的に腑に落ちるし、なにより、気持ちがいいからです。 何というのか、降りてくるのを待っている。 というとかっこいいのかもしれませんが、 普通の人間です。 今回の個展は、自分のわりには随分早い仕上がりだな。と感じています。 しかし、展示直前にまた一からなんてこともあるやもしれません。 でも、これからはそうもいかんなぁとも思っています。 ただ、母にも言いましたが、 ただただジッと待っているわけではないのです。 今日はみなさんに言い訳しておきます。


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