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執筆者の写真加藤掌心

個展について

更新日:6月5日

 皆様、いつもありがとうございます。  本日、札幌市のGo toキャンペーンからの除外についての検討を、北海道知事から発表されました。これ以前より、札幌市での感染者の増加に伴い、個展に関わる制作チームでよくよく話し合いを重ねた結果、今回は延期を決定いたしました。とても残念ではありますが、チーム一人ひとりの気持ちの一致したところというのは、何より安心、安全で、ご来場のお客様にお楽しみいただくことこそが、個展の成功であり、作品としての完成でもあるということでした。


 現時点では、いつ開催に至るのかということを申し上げることはできませんし、この事態の収束を祷るばかりでございます。ですが、展示開催に至るまで、工夫を凝らして、作品の発表を試みて行こうと考えます。


 ピンチはチャンス。という言葉は、個人的にはあまり好きではありません。ピンチはピンチとして真摯に受け止め、これをよく識り、来るべきその時にむけて、全力でイメージの剣先を研ぎ澄ましながら日々に臨みます。それは、よくよくさらに深く心を掘り下げ、物事に向き合い、産み出し、今以上を目指し、放出する。チャンスは刹那な時間であるということではなく、実は、長く焦ったい時間そのものをどのように生きるのか。これがチャンスの意味だと私は思っています。

 それから。  これもまた個人的ではありますが、私は、人に会って話して、飲んで笑って、そんなことの中から、初めて、鮮やかに作品のイメージが湧く作家です。ですから、自由に会えない今の時間をとても寂しく、なかなか何事にもフォーカスの合わない時間だな。と感じます。なので、今まで出会ったそれぞれの表情、言葉、温もりを、じっくりとつぶさに思い出しながら過ごしております。こんなことを繰り返していると、不思議と次の新しい表現に至ることがあり、「想う」ということの大切さを改めて感じております。  ご心配のお便りが、多く寄せられております。本当に、お心遣いいただき、ありがとうございます。いよいよ、寒気も本格化してまいります。皆様、くれぐれもご自愛くださいまして、笑顔にてお会いできますよう、心より祷りを日々、捧げて参ります。どうか何卒健やかに、お過ごしくださいませ。拝                                    加藤掌心  

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